至福のとき。
小生にとっての「至福のとき」は、日曜日の朝食のひととき。
食前、家の周りの落ち葉掃除で気持ちを清め、食卓につく。
50年以上愛読している日経新聞をひらき、一面を一覧して最終ページ
の文化爛へ。
名物コラム「私の履歴書」は、これまでに何百人のものを読んだこと
だろうか。随筆、小説などを読み終え、社会面・スポーツ面の大文字だけ
を目で追う。そして、教養欄へ。
瀬戸内寂聴さんによる「奇縁まんだら」が昨秋再掲載され始めたときは、
どんなに嬉しかったことか。今日は、作家の野上弥生子さんとの交流を
絶妙・巧緻な筆致で書かれている。
そして、読書欄へ。
傍らのラジオから、シューベルトの「樂興の時」のメロディが流れてくる。
NHK「音楽の泉」の始まりだ。解説者は皆川達夫氏。柔らかで穏やかな
声が音楽とよく合っている。この番組は、新制中学2年(昭和27年)の時、
初めて聴いた。思えば長い番組だ。そして、美術・「美の美」欄へ。
今日は、千利休がテーマ。 2ページにわたる記事を精読する。
食事を認めながら過ごすこのひとときは、なにものにも代え難い至福の
ときである。
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