正倉院展を観に行かう!
〇 今年も正倉院展の季節を迎へました。第62回正倉院展
は10月23日から11月11日まで奈良国立博物館で開催
されます。
今年は平城京遷都1300年、宝物を寄進された光明皇后
没後1250年の記念の年にあたり、会期は例年より3日長
い20日間です。
〇 昨年は所蔵の碁盤三面のうち、「桑木木画棊局」が出展
されその素晴しさに酔ひました。
〇 今年は楽器「螺鈿紫檀五絃琵琶」が19年ぶりに出品さ
れます。この五弦琵琶は現在世界で唯一残ってゐるもので
工芸・美術的な価値が高く、現在の技術では作れないほど
の巧緻なものです。
〇 この機を逃せば、もう生きているうちには観られない?
宝物ですから、今年は是非奈良へ足を運んで欲しいもので
す。私事乍、小生、28日頃に天平文化の粋に浸って来や
うと思ってゐます。 弥 吉 ![]()
写真下:螺鈿紫壇五弦琵琶の表面(左下)と背面(右下)
弦を張った表面にはラクダの上で四弦琵琶を弾く
人や、熱帯の木、鳥、花文が螺鈿、タイマイの甲羅、
琥珀などを用ゐ、描かれてゐます。
背面
背面一面に散らされた唐花文の豪華さが眼を惹き
ます。艶やかな光を放つ螺鈿の花、芯の部分には
裏面から色を施した琥珀が埋め込まれてゐます。
このやうに精緻な工芸技法は、当時(700年代)
の日本の職人は持ち合はせてをらず唐からの伝来品
であらうと思はれます。
をはり
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