聖、穏やかさ と ゆとりの表情。
〇平成4年3月10日、村山聖六段は順位戦最終局を勝ち、前年6月から10戦全勝という圧倒的な成績でB級2組への昇級を決めた。
3年余の苦渋に満ちた足踏みを払拭する鮮やかな昇級劇だった。
〇この写真は、その翌日森師匠が大阪城公園へ連れ出し撮った多くの写真の中の1枚。
〇紅梅が咲き、うららかな春日和だった。
〇体調も良かったのだろう。聖の表情は名人への道を 一歩踏み出した 喜び(穏やかさ)と 自信(ゆとり)に満ちている。今から19年前のことだ。
〇森師匠は、昨年懐古談でこう語っている。「将棋世界からの依頼だったので、渋る村山聖を説得した。“あのなあ、好きで弟子の写真を撮る師匠がどこにおるんや?頼まれたから撮るんやからなあ”」
〇森は前日の夜にも福島界隈を歩いて(村山を)撮った筈だが、そのフィルムがどこにあるか いまだに見つかっていない。 早く見つけてくれ。 弥吉より
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