聖、穏やかさ と ゆとりの表情。
〇平成4年3月10日、村山聖六段は順位戦最終局を勝ち、前年6月から10戦全勝という圧倒的な成績でB級2組への昇級を決めた。
3年余の苦渋に満ちた足踏みを払拭する鮮やかな昇級劇だった。
〇この写真は、その翌日森師匠が大阪城公園へ連れ出し撮った多くの写真の中の1枚。
〇紅梅が咲き、うららかな春日和だった。
〇体調も良かったのだろう。聖の表情は名人への道を 一歩踏み出した 喜び(穏やかさ)と 自信(ゆとり)に満ちている。今から19年前のことだ。
〇森師匠は、昨年懐古談でこう語っている。「将棋世界からの依頼だったので、渋る村山聖を説得した。“あのなあ、好きで弟子の写真を撮る師匠がどこにおるんや?頼まれたから撮るんやからなあ”」
〇森は前日の夜にも福島界隈を歩いて(村山を)撮った筈だが、そのフィルムがどこにあるか いまだに見つかっていない。 早く見つけてくれ。 弥吉より
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今川様。
地震、スゴかったですね。
M9.0だなんて、日本は今後どうなってしまうのか、とても不安です。
ところで。
ブログ、全部読みましたよ。
『聖の青春』の舞台になった場所まで行ってるんですね。
うらやましいです。
あと、別の記事に、NPO的なものとは無縁な人生だったと書いてありましたが。
私は、NPO的なものにかかわっている人が特別エライとは思いません。
ちゃんと家庭をもって、子供を成人させることだって、同じくらいエライと思います。
では。
投稿: 久保田健太郎 | 2011年3月15日 (火) 14時40分
あーいい写真・・・・・・!
こんにちは。
サイトを開いた瞬間、心の中で呟いてしました。
命ギリギリでも決して弱音を漏らさず
逆に隠すようにして将棋に命を傾けた村山さんだからこその
安堵と喜びの笑顔何だと思います。
御病気の苦しさも、将棋の厳しさも知らない私にまで
その、ぬくもりの様な喜びの気持ちだけが届いてきます。
森先生が見失ったフィルム・・・私も是非発見して頂きたいです(笑。
今回も、素敵なお写真、本当にありがとうございました。
投稿: とりのうた | 2011年3月18日 (金) 10時03分