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○ 今日 3月29日。 花を愛で 万朶の桜の下を 蹣跚と浮かれ歩きたい時候、甲子園の選抜高校野球は第8日目、プロ野球もセ、パ両リーグとも今日開幕、愈々球春も満開となってきた。
○ 朝から、近くにある桜の名所「弘川寺」(ひろかわでら)に行ってきた。満開には少し早いかなと思ったが、3年前の満開時に行って大勢の花見客に酔ってしまったので、空いている時をねらってみたのだ。
○ 弘川寺は、歌聖ともいわれる西行法師終焉の地で、色々な人の歌碑が境内に建てられている。また、本坊のなかには、西行直筆といわれる掛け軸など数多くの資料を展示した西行記念館もある。
以下の写真の上でクリックすると拡大します
○ 写真下:弘法大師を祀った御影堂を背景にした 紅しだれ桜。
○ 有名な西行法師の歌碑。
“ねがはくは 花のしたにて 春しなむ そのきさらぎの もちづきのころ”
(願わくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃)
○ 西行上人は、晩年の文治二年 東北地方へ二度目の行脚をしているが、旅の果てに ここ弘川寺に入庵、同六年2月16日(西暦1190年3月23日)73歳を一期に この地で入寂した。
おわり
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○ 小生が米作りをしている田舎のすぐ近くに、古来 歌枕で知られた
“生野の里”がある。百人一首にある和泉式部の娘・小式部内侍が詠んだ
“大江山生野の道の遠ければ まだふみも見ず天橋立”
金葉集 大治元年(1126年)は、あまりにも有名。
○ 昨日(3月23日)早朝、大阪を発ってお彼岸の墓参りに田舎へ行った。
田舎の家に着く途、思いついて撮ってみたのが以下の写真。
(写真の上でクリックすると、拡大します)
写真下:国道9号線沿いに立っているPR看板。
写真下:JRバス生野の里バス停留所と傍らにある石碑(裏は歌碑)。
写真下:生野の里の案内板と本陣もあった街道(宿場)の新旧写真。
旧写真の右端の家(江戸時代は桶屋だった)の佇まいは、90年後の
現在も殆ど変っていない。
おわり
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