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2013年11月 8日 (金)

正倉院展を観る。

〇 今年も、11月6日(水)に奈良国立博物館における第65回

 正倉院展を観に行った。

  先に西ノ京・薬師寺東塔の水煙降臨展を拝観し、感動の

 静まりを待って、大修理の成った法華堂にも足を延ばした。

  正倉院展の会場へ着いたのは午後4時半を過ぎてゐた。

 (この時間になると、入場待ち時間はゼロになる)

 

 

 

〇 今回の目玉出陳は、「漆金薄絵盤うるしきんはくえのばん)」

 で、間近で観るための待ち時間は20分だった。

 

            写真下:撮影不可のため、案内パンフより。H25

 写真の上でクリックすると一杯に拡大する。是非、大画面でご覧下さい。

 

〇 蓮の花の形をした仏具で、香(こう)をたく炉盤の台座として

 使はれてゐたと考へられる。(台座の裏面に墨で「香印坐」の

 記載あり)

  金箔をはった木製の花びらの部分には、極楽浄土にゐると

 いふ鳥「迦陵頻伽」、くちばしに花をくはへた「花喰鳥」、

 獅子、唐花文様などが描かれてゐる。

  造形美と極彩色の華麗さでは、正倉院のなかでも屈指の

 宝物である。また、一連の宝物として「黒漆塗香印押型盤」

(香印の押し型)、「黒漆塗平盆」(香印の受け皿)が展示

 されてゐるが、香を長時間にわたり焚く手法を知って、

 古代人の知恵の卓抜さに舌を巻いた。

 

 

 

〇 ほかに印象に残った出陳品。

 

平螺鈿背円鏡へいらでんはいのえんきやう)

 

  作られたのは、中国・唐の時代で、アジア各地から貴重な

 素材が集まる唐の都・長安あたりだらうとは、専門家の見解。

 

  尚、正倉院宝物は、外国製が多いやうに思はれるが、

 数から言へば全体の5%程度に過ぎない。

H25_2
  夜光貝やトルコ石、琥珀、ラピスラズリを散りばめた豪華

 な鏡で、聖武天皇の愛用品だった。

 

  手の込んだ技法で、花模様の中に群れる小鳥たちは、

 貝を使った螺鈿細工で可愛らしく丁寧に描かれてゐる。

 4羽の小鳥が集まり何やら話合ってゐる様子が微笑ま

 しい。是非、写真を拡大してご覧下さい。

 

                    をはり

 

 

 

 

 

 

 

 

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