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2013年11月 7日 (木)

奈良・薬師寺 東塔の「水煙」に酔ふ。

Ts3r0013

Ts3r0014

 

〇 創建当時の美を現在に伝へる奈良・薬師寺の東塔は、凛と

 した姿から“凍れる音楽”と称賛されてゐる。

 

   写真下:若草山を背景にした薬師寺(右から東塔、西塔、金堂)

Img008

 

Photo

 

〇 東塔は、1300年の歳月と自然災害で傷みが激しい為、

 現在、史上初の全面解体修理が行はれてゐる。(解体修理

 は110年振り。2018年度の完成予定)

 

〇 その東塔の美を象徴するのが、高さ約34㍍の塔上を飾る

 「水煙」だ。今、塔上に聳える金属の装飾「相輪」を含め、

 「水煙」が地上に下ろされ、公開中で(11月末まで)、

  昨日(6日)観に行ってきた。

 

Imgp2578真左:水煙は、高さが

2㍍近い青銅製。火事

害を避ける為のお

といへる部分で、

東塔「水煙」は、その

華やな意匠と精巧な

細工か芸術的な価値

い。

 火焔の形をした飛雲

レースのやうに透か

りにされ、その間

 を24人の天人が散華し、笛を奏でながら軽やかに舞ふ。

 1300年前の職人の技巧に圧倒される。

 

Imgp2586_2写真の上でクリックすると拡大

 

 

〇 写真右:「相輪」の

 全容と各部名称。

 

〇 塔上にある「相輪」

 は、水煙を含め高さは

 約10㍍、重さは

 約3トン。

 

 

〇 支柱最下部には、「東塔檫銘」と称する建立発願の

 趣旨が刻まれてゐる。

Imgp2588

 

Imgp2589

 

Imgp2580

Imgp2581_2
          写真上:水煙に彫られた笛を奏でる天人。

 

Imgp2585
         写真上:伸びやかな肢体で舞ふ天人と風に靡く衣。

 

〇 薬師寺伽藍の中で、最古の建築物である東塔の魅力に

 惹かれ、明治以降、多くの文化人が訪れて随筆や歌を

 残してゐる。

 

   最後に、会津八一 の 詠へる

 

    “すいえん の あまつ をとめ が ころもで の

 

         ひまにも すめる あき の そら かな”

 

 

                       をはり

 

 

 

 

 

 

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