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2015年10月27日 (火)

正倉院展を観る。

 

 

○  昨日(10月26日)、正倉院展を鑑賞した。本年の出陳宝物は、

 

 63件(初出陳12件)であった。小生の趣味である囲碁関連の宝物の

 

 出陳はなかった。

 

○  宗教心の希薄な小生にとって、目につくのは聖武天皇のご遺愛品

 

 や工芸的に優れた宝物だった。

 

 

 

 その1.紫檀木画槽琵琶(したんもくがのそうびわ)

 

                  裏面          表面H271025_2                    裏面の一部拡大Photo_9
   茄子のような形の胴に、4本の弦が張られてゐる。裏面は、紫檀の木や象牙
  などを組み合はせて花の文様を作ってゐる。現代でも通用しさうなモダンな
  デザイン。とても、1260年以上前のものとは思へない。

 

 

 

 その2.彫石尺八  彫石横笛(ちょうせきのしゃくはち、よこぶえ)

 

H271025_3

 

 

 

                      彫石尺八H271025_4
    聖武天皇のご遺愛品。両品とも、蛇紋岩といふ石から作られてゐる。
   石製なのに、節を表はし竹製に見せかけてゐる。胴はどうして
   刳り貫いたのか。表面の指孔の周りを花びらで飾り、胴には花や鳥を
   彫刻するなど、隅々まで細かな装飾が施されてゐる。
   (写真の上でクリックすると拡大され、当時の職人の技巧がよく解る。)

 

  その3.紅牙撥鏤尺(こうげばちるのしゃく)

 

             部 分 (左:表          右:裏)Photo_11   
   象牙を紅色に染めた物差し。撥ね彫りして緑を塗ってゐる。表側は
  唐花文と瑞鳥を交互に描き、裏は雲や蓮華などの他、飛天を表はして
  ゐる。めでたい文様を集めて理想郷を表現しやうとしたのか。
  長さ:29.7cm 幅:2.3cm

 

                                     

≪余談≫

 

○  全国からの観覧客で、例年かなりの時間待ちを要する正倉院展

 

 だが、今年は若干並んでゐるだけで空いてゐた。(午後4時過ぎ)

 

○  その代りか、東大寺南大門に通ずる土産物店の連なる通りは、

 

 外国語が飛び交ひ、中・韓の観光客でごった返してゐた。3年前は、

 

 両国との政情悪化で中・韓人は皆無だったのに。

 

・                      をはり

 

 

 

 

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コメント

i今川弥吉様

ご無沙汰しております。以前、弊ブログの「中国の防空識別圏」にコメントを頂いた
笑うオヒョウこと 赤井芳弘です。 ご指摘頂いた 「耳障りのよい」という表現の不適切さについて、反省しております。訂正が甚だ遅くなりましたが、「耳に心地よい」という表現に改めさせていただきました。 ご指摘に深謝します。 これからも「耳に痛い」コメントをお願いします。

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