故村山聖九段の写真 ⑨ (六段昇段 ・ 王将戦 初挑戦)
○ ’91年10月、六段昇段。(22歳)
○ ’92年3月10日、第50期順位戦最終局を勝ち、10戦全勝。
B級2組に昇級。(体調の不安定もあって停滞、昇級に4年かかった。)
写真下:’92年3月11日於:大阪城公園 撮影者 森信雄師匠。
いつもは逃げ回る写真嫌いの村山さんも、この日は上機嫌でカメラに
向き合った。長い停滞を乗り越えた喜びと自信が画面に溢れている。
真っ直ぐ天に伸びる梅の木々の新枝も、村山さんの目線を指している
かのようだ。
B級2組に昇級。(体調の不安定もあって停滞、昇級に4年かかった。)
写真下:’92年3月11日於:大阪城公園 撮影者 森信雄師匠。
いつもは逃げ回る写真嫌いの村山さんも、この日は上機嫌でカメラに
向き合った。長い停滞を乗り越えた喜びと自信が画面に溢れている。
真っ直ぐ天に伸びる梅の木々の新枝も、村山さんの目線を指している
かのようだ。
○ ’92年12月28日。第42期王将戦リーグは、米長・ 羽生・村山の
三者プレーオフで挑戦権を争った。
第1戦で羽生を破った村山は、この日米長をも下し、谷川王将への
タイトル初挑戦を決めた。
○ 王将戦第1局(’93.1.13~14 於:静岡県・伊東温泉)
写真下:池の鯉を眺める二人。 写真下:背広姿の村山挑戦者。
写真左:終局後の感想戦。
(撮影は中野英伴氏)
第1局は、最後の最後迄優劣不明
の大激戦となったが、最後は147手・
指運で谷川王将が制した。
の大激戦となったが、最後は147手・
指運で谷川王将が制した。
○ 第2局は、三重県・湯の山温泉で行なわれ、94手で谷川王将が
が勝った。
○ 王将戦 第3局 (’93.2.9~10 於:滋賀県・彦根プリンスホテル)
写真下:対戦前の二人 。村山さんは、森師匠に誂えて貰った紋付羽織袴姿。
が勝った。
○ 王将戦 第3局 (’93.2.9~10 於:滋賀県・彦根プリンスホテル)
写真下:対戦前の二人 。村山さんは、森師匠に誂えて貰った紋付羽織袴姿。
写真下:100畳以上もある和室で、一般公開対局として行われた。写真は第2日目
のもので、70人を超えるファンが緊張感を共にしている。
写真下:村山挑戦者の優勢で進んだ最終盤、異変が起った。村山挑戦者の
1時間を超える大長考。頬が紅潮、苦しそうな村山。涼やかな谷川。
写真上下:将棋世界(H5年4月号)グラビアより。上の写真撮影は何れも弦巻勝氏
○ 王将戦 第4局。(’93.2.17~18 於:山口県・大島温泉)
写真下(3枚共):撮影者 故 中野英伴氏
第1日目を封じる村山さん。 第2日目、盤面を見入る村山さん。
写真左:終局後の感想戦。
○ 村山さんにとって、
1勝も挙げられない
儘、王将戦は終った。
○ しかし、このタイトル戦を通じ、村山さんは大きな自信を得た
ことも事実だった。名人というタイトルを取るための現状との
距離感がはっきり把握できたことである。
名人へは、もう一歩だと呟いた。
つづく。
・
・
・
« 故村山聖九段の写真 ⑧ (前田アパート その2 と 五段昇段) | トップページ | 故村山聖九段の写真 ⑩ (七段時代) »
「故村山聖九段」カテゴリの記事
- 故村山聖九段の写真 ⑭ (永遠の別れ)(2018.08.08)
- 故村山聖九段の写真 ⑬ (癌再発・次期 休場決意)(2018.08.03)
- 故村山聖九段の写真 ⑫ (A級復帰 )(2018.08.02)
- 故村山聖九段の写真 ⑪ (A級 八段へ ・ 東京住い ・ 帰郷)(2018.08.01)
- 故村山聖九段の写真 ⑩ (七段時代)(2018.07.30)
« 故村山聖九段の写真 ⑧ (前田アパート その2 と 五段昇段) | トップページ | 故村山聖九段の写真 ⑩ (七段時代) »
コメント