300年振りに再建された興福寺中金堂 と 第70回正倉院展を観る。
午後4時過ぎに着いたが、入場者の少なくなる夕方5時過ぎに入館する
迄の余裕時間を利用して、約300年振りに再建された興福寺の中金堂を
観に行った。
写真下:2018年10月7日落慶法要式のあった興福寺中金堂(ちゅうこんどう)の威容。
○ 中金堂は藤原不比等の発願で710年に創建されたが、これまでに兵
火や落雷などで7度も焼失。その都度、創建当時の規模や様式で再建
されてきたが、1717年(享保2年)の火災以降は再建されなかった。
1991年に再建計画がスタートし、総工費約60億円で301年振りに
10月7日に完成、再建落慶法要が営まれた。
第70回正倉院展
〇 正倉院宝物の件数は、約9000件とされる。その中、95パーセント
程は日本で製作されたと思料されるが、中国(唐)、朝鮮(新羅)など
東アジア諸国、西方のペルシャや東南アジアからの貴重な品々も数
多く見られる。
〇 今年の出陳品では、外国製のもので凄味のある品が数点目についた
が、その中の2点を写真で紹介する。
1.≪玳瑁螺鈿八角箱≫(たいまい らでん はっかく の はこ)
法要などでお供へ物を入れた箱。ウミガメの一種、玳瑁の甲羅を箱全体
に貼ってゐる。貝殻をうすく切って嵌めこむ螺鈿の技法で花や鳥の文様
を表現してゐる。(明治時代に修理され、美しさを保ってゐる)
光明皇后が履いたかも知れない女性用の室内履き。絹や麻などで
制作。つま先に刺繍を施した花形の飾りがついてゐる。
正倉院宝物は、756年に聖武天皇薨去を悲しんだ光明皇后が天皇の
身近な貴重品を東大寺大仏に奉納したことを嚆矢とする。民間出身の
光明皇后の存在の大きさと身近さを実感する正倉院展ではある。
をはり
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