広島県安芸郡府中町 みくまり墓苑にある聖の墓。 将棋の駒を模した墓碑には、

大局観  と横に大書された生前の聖の自筆文字が刻してある。

 村山の柩には竜王戦の対羽生戦の棋譜が入れられた。その一枚の棋譜とともに村山は望み通り灰になり土に
還った。


 村山の死は、2日後に将棋連盟に知らされた。

それからしばらくは将棋連盟には涙の雨が降っているようだった。

私(大崎)は毎日、誰か彼かを誘って飲みに出かけ、そして皆で泣いた。

誰もが、いかに自分が村山聖を愛していたかに気がつき、そしてまた泣いた。

それぞれが それぞれの思い出を語り合い 泣いた。
                                                    おわり