谷川王将との王将戦七番勝負第1局二日目午後になると、なりふり構わずネクタイを緩めて必死の読み。

 第1局は谷川が制した。「勝ちと思ったのは、終局の三手前です。」超人的な終盤の早や見えを武器とする谷川の言葉が一手を争う激闘の凄さを物語っている。初めて立つ大舞台に村山聖は怯むどころか、凄みさえ感じさせる迫力で谷川に襲いかかっていったのだった。