村山聖について、彼の師匠森信雄七段は後年 彼について こう語った。「私が村山聖を好きなのは、将棋にひたむきだったことと、病気のことも含めて一切グチを言わなかったことである。無念さや切なさ、遣り切れなさ、口惜しさ..その思いをすべて黙って将棋にぶっつけていたような気がする。」 聖は幼時より腎臓に重い疾患を持っており、生きること自体が闘いであった。いつまで生きられるかという思いを心の片隅に置き、名人を目指して指す彼の将棋は その必死さ において尋常なものではなかった。
平成10年(’98)2月28日 第47回NHK杯決勝戦(対羽生善治戦) ≪ この決勝戦の詳しい内容は、「村山聖九段の雄姿」 と 入力し検索すると、2社のブログで見られます。≫ 永遠のライバル羽生善治。お互いに畏敬の念を抱いていた。羽生は言う。「村山さんはいつも全力をつくして、いい将棋を指したと思います。言葉だけじゃなく、本当に命がけで将棋を指していると いつも感じていました」 と。